時代の先端をいく
食品関連企業

県内各地で食に関する多くの企業が
活躍しています

時代の先端をいく食品関連産業

三重県には日本を代表する食品企業の製造拠点があるほか、加工食品の製造に必要な機能性を持った食品素材や健康食品素材を製造する研究開発型の企業、食品の生産工程の効率化や食の安全・安心に寄与する生産設備を製造する企業など、県内各地で食に関する多くの企業が活躍しています。

「食」の可能性を広げる探究心

1952(昭和27)年に日本で初めて食品用乳化剤を開発して以来、半世紀以上にわたり全国の食品メーカーに優れた乳化剤を提供し続けている企業が三重県にはあります。乳化剤は、チョコレートやアイスクリームなどに使われ、その働きは油脂の均一な乳化や気泡の調整、食感の向上などがあります。また、独自の新技術を応用した栄養補助食品素材を製品化する高度な技術を開発し、世界の人々の健康と豊かな生活文化に貢献するなど、技術力と探究心で“食”の可能性を切り拓いています。

成長し続けるオンリーワン企業

三重県には、種子や果実などから食用油を搾るスクリュープレス搾油機の製造販売で国内シェアのほぼ100%を占め、海外にも輸出している企業があります。1953(昭和28)年の創業以来、食用油原料に留まらず、野菜・果実の搾汁や食品残渣搾油など、新たな分野にも挑戦し、独自の成長を続けるオンリーワン企業として知られています。

革新的な技術を世界へ発信

1947(昭和22)年の創業時より「独創性重視」を基本理念とし、製油事業と機能性事業で培った高い水準の抽出技術と発酵技術を持つ企業が三重県にはあります。その技術によりトウモロコシからコーン油とセラミド、菜の花からは菜種油、大豆からレシチン、魚からはコラーゲンや天然香料などを抽出し、そのどれもが高い付加価値を持った商品として世界から認められ世界中へ供給されています。さらに、一つ一つの技術を次のステージへと進化、革新させるための創造力と開発力を持続し、天然素材という自然の恵みを最大限に活用することに取り組んでいます。

その他

その他にも三重県には、「食」を支える多彩な企業があります。「うまみ」の主成分であるグルタミン酸ナトリウムを、食品から医薬品の分野まで広域かつグローバルに展開する企業、コーヒー飲料で日本有数のシェアを誇る企業、スープなどをフリーズドライ製法で作る企業、子どもから大人まで人気のスナック菓子を提供する企業、餡やアイスの分野で日本有数の生産量を誇る企業などさまざまです。