伊勢志摩が生み出す、日本のラグジュアリー。

 

英虞湾に沈む夕日を眺めるサイクリスト

三重県志摩市で始まる新しい旅。それは「Bicycle Journey」。

伊勢志摩国立公園の自然と、そこに暮らす人々との触れ合い、歴史、文化、体験、ショッピング、そして三重ならではの「食」の魅力を自転車でつなぐこの旅は、アメリカのサイクリングツアー会社や日本サイクリング協会などが連携して実現した、ハイクオリティーな企画だ。
ガイドスタッフにメンテナンス車両の伴走、ツアー途中の補給・ドリンクサービスや、食事・宿泊施設の手配、日程や走行距離に合わせたオーダーメイドの旅程作成など、まさに至れり尽くせりの贅沢なサイクリングツアーでは、志摩市を中心にさまざまな体験や食文化との出会いを提供してくれるはずだ。

志摩スポーツコミッションのスタッフたち

Bicycle Journeyのツアーガイドとしてお客様をもてなすのは、一般社団法人志摩スポーツコミッションの森 龍也さん。

「暮らしていても普段は車で町を走るだけ。自転車に乗ってゆっくりと自分の育った町を眺めてみると、知らない場所や知らないことがたくさんあることに気づきました。」志摩市出身の森さんは、この事業をきっかけに多くの自転車の魅力に気づいたと話す。

メンテナンスやツアー途中の休憩を行うための伴走車両でサービスに当たるスタッフも地元、志摩の出身。地元ならではの情報など、きめ細かいサービスがうれしい。

ツアー途中のガイドシーン

半日から2泊、3泊と自由に組み立てることができるオーダーメイドのツアーでは、さまざまなシーンを体験することができる。ツアー中、随所で説明される地元だからこそのガイドもこの旅の魅力のひとつだ。

「浮かんでいる筏は、牡蠣の養殖筏です。僕たちの小さなころからこのあたりの海にはたくさんの筏が浮かんでいました。国立公園から流れ出る栄養豊富な川の水が豊かな海を作り出しているんです。他にも、真珠やあおさの養殖施設も多く見られます。」

アオサの養殖筏

国立公園の中を走るツアー用の自転車は、初心者からエキスパートまで楽しめるように、ロードバイク、クロスバイクなど、さまざまなタイプが用意されている。

現存する世界最古の自転車ブランドの自転車に乗って走る旅は、今までとは一味違うこの地の魅力を感じさせてくれるかもしれない。

ロードバイク

ツアーの昼食には、伊勢志摩ならではの味覚が用意される。安乗灯台を目指してのルートなら、あのりふぐの会席コース。伊勢えびやあわびなど、三重ならではの味覚を楽しむことができることもこのツアーの魅力。地域の風を肌で感じ、土地の食材に舌鼓。なんとも贅沢な体験だ。

あのりふぐのてっさ

ワンランク上のラグジュアリーな旅、Bicycle Journey。自転車で巡るからこそ体験できる伊勢志摩の魅力。ラグジュアリーをコンセプトとしたサイクルツアーは、日本で初めてとなる新しい試みだ。
オプションメニューとして、プロカメラマンによるツアー風景の撮影や、海外からのお客のための通訳の手配、ホテルの手配なども用意されている。

サイクリングの風景

ラグジュアリーな自転車の旅を楽しんだのなら、滞在もやはりラグジュアリーを楽しみたい。2016年7月にオープンしたばかりの、伊勢志摩のもうひとつのラグジュアリーを紹介したい。

ホテルのホール

まるで美術館のようなホールの向こうには、英虞(あご)湾が広がる。

客室からの眺め

客室や館内の装飾品など細部にもクオリティーを感じることができ、贅沢な空間が演出されている。

洗練された客室

ご案内いただいたのは、料理長の今村将人さんと、女将の今村美穂さんご夫婦。職場で出会い、結婚されたご夫婦だ。

コンセプトは「滞在するレストラン」。伊勢志摩を代表する海の幸とフランス料理の技法をベースに、その日の食材にあわせたメニューでもてなす料理長は、東京・パリで経験を積んでこられた本格派だ。

料理長の今村将人さんと女将の今村美穂さん

「自然豊かな三重は食材の宝庫。伊勢志摩の海の幸に松阪牛、山間部の野菜においしいお米など興味深い食材がたくさんあります。その日ある一番いい食材を使って、おいしい食事を提供していきたい。」と今村料理長は語る。老舗レストランのシェフの腕が、三重の食材をどんな料理に仕上げるのか?

盛り付けを行う料理長

夕食のメニューは「その日の最高の食材」。シェフが厳選した三重県の食材はもちろん、その時期とれる最高の食材を全国各地から仕入れ、シェフの腕でその食材の魅力を最大限に引き出している。

フォアグラのソテー 厚切りトマト とみつ金時のピューレ
フォアグラのソテー 厚切りトマト とみつ金時のピューレ
鮑のカルパッチョ仕立て 京大根
鮑のカルパッチョ仕立て 京大根
サザエのフリカッセ パセリ風味 トマトのコンフィーとペンネ添え
サザエのフリカッセ パセリ風味 トマトのコンフィーとペンネ添え
伊勢えびの炭火焼き 香味野菜のブールブランソース
伊勢えびの炭火焼き 香味野菜のブールブランソース
松阪牛サーロイン 実山椒の香り 海老芋
松阪牛サーロイン 実山椒の香り 海老芋
朝食
朝食もまた、お泊りの楽しみのひとつ。

風土を肌で感じ、海・山の恵みをいただく。そして美しい湾に沈む夕日をゆっくりと眺める。

身も心も芯からリラックスできる、新しい伊勢志摩の魅力が生まれようとしている。

ゆったりとした時間と、新しい出会い、そして食を心ゆくまで楽しめる。それが伊勢志摩。

英虞湾に沈む夕日

(2017年2月15日取材)
企画編集:三重に暮らす・旅するWEBマガジンOTONAMIE運営本部
取材:きただ まさき(OTONAMIE公式記者)

取材協力

Ise-Shima Bicycle Journey(志摩スポーツコミッション)
http://www.bicycle-journey.com
三重県志摩市阿児町鵜方3127-2 ボナール館2F
Tel 0599-44-4450

THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島
http://www.hiramatsuhotels.com/kashikojima/
三重県志摩市阿児町鵜方3618-52
Tel 0599-65-7001

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