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三重の逸品 その1

美食家をうならす極上の味わい。
「松阪牛」 「伊勢えび」 「伊賀牛」 「熊野地鶏」...

美食家をうならす極上の味わい/
世界に誇る肉の芸術品

松阪牛

松阪牛は、出産経験のない黒毛和種の雌牛を、県中南部の指定エリア内で、独自の個体管理システムにより厳しく管理し、長期肥育したものです。肥育農家によっては、食欲増進のため牛にビールを飲ませたり、牛の体への入念なマッサージを欠かさないなど、まさに手塩にかけて育て上げた“肉の芸術品”です。松阪牛の脂の融点は驚くほど低く、手のひらで溶け出すほど。その結晶であるきめ細やかな霜降りが、濃厚でまろやかな極上の味わいを引き出します。

豊かな海からの贈り物/
地域で守り続ける「宝物」

伊勢えび

岩礁が多く、貝やウニなど伊勢えびにとって餌となる生き物が豊富な熊野灘。その荒波にもまれて育った伊勢えびの引き締まった身は、刺身でいただくと弾力のある食感と上品な甘みが口いっぱいに広がります。また、伊勢えびはその勇ましく美しい姿から、古くから神事や祝い事には欠かせない食材となっています。三重県では禁漁期間や体長制限などを設け、安定した漁獲が続くよう資源管理を行っています。

長年受け継がれる本物の味/
地元で愛される美味

伊賀牛

寒暖差の大きい気候で、清らかな水が流れる土地が適するとされる肉牛の肥育。盆地に位置しその両方を兼ね備える伊賀地方は、良質な牛の産地として古くから知られています。生産者が丹精込めて育てた伊賀牛は約80%が地元で消費され、伊賀地方以外ではなかなか味わえない逸品。霜降りのまろやかさと赤身が持つうまみの絶妙なバランスがもたらす芳醇な香りと味わいがその魅力です。戦国時代、伊賀忍者が牛の干肉を携帯保存食としていたとされ、それが伊賀牛のルーツともいわれています。

大自然の恵みが育んだ傑作/
料理人を魅了する極上の肉質

熊野地鶏

「日本一おいしい高級地鶏を作ろう」という目標を掲げ、三重県畜産研究所が開発した熊野地鶏は、異なる品種を掛け合わせてそれぞれの特徴を生かしたブランド鶏です。ストレスを与えない広々とした開放鶏舎で飼われ、飼料には抗生物質を一切含まない安全性の高いものに、日本の棚田百選に選ばれた地元産の米などを加えたものを使用。まさに地元の自然の恵みをいっぱいに受けて育てられています。地鶏本来のコクと風味に加え、絶妙な歯応えを持ち、一流のシェフや数々の名店、食通たちの舌を魅了しています。