豊かな食の伝道師たち

特色ある人材育成、三重の料理人のご紹介

食を支える若い力

三重県内には、農産物の栽培技術や経営、漁業に関する専門知識、流通販売分野の専門知識などが習得できる高等学校が多くあります。また、安全・安心な加工食品を生み出す食のスペシャリストや、未来の料理人を育成する高等学校なども多数あり、地域一体となって食の人材育成を進めています。

「食」のスペシャリストを育成する高校

三重県立相可高等学校

調理師やパティシエ、地域における「食」のリーダーなど、「食」のスペシャリスト育成をめざし、技術力・経営力・商品開発力・コミュニケーション力の養成を図っています。相可高校の調理クラブは、「高校生国際料理コンクール」において、2009(平成21)年度から7年連続で金メダルを受賞するなど名実ともに全国No.lの実力校です。
さらに同校では、自然休養村「五桂池ふるさと村」と町の協力により、高校生が運営する全国で唯一のレストラン「まごの店」をオープン。メニューの設定から食材の購入、調理、接客、経理まで、全てを高校生が行っています。生徒らは日々鍛え上げられ、調理のみならず、接客マナーの一つ一つにまで心を込めています。

相可高校生徒による調理動画(英語版)

豊かな食の伝道師たち

三重の料理人

三重県には国内有数の旅館や国際的に知名度の高いホテルなどが数多くあります。こうした旅館やレストランには、地元の豊富な食材の魅力を引き出す優れた料理人がそろっています。また、地元の食文化を担う存在としてご当地グルメを提供する飲食店も、人々に愛されています。

三重の魅力を一貫の寿司に込めて

三重すし街道

いまや世界中にファンを持つ日本が誇る伝統料理「寿司」。伊勢湾から熊野灘までを一本の街道に見立て、三重の北から南まで、個性あふれる名店が地産地消を合言葉に、街道沿いにあるハマグリやアナゴ、松阪牛に伊勢えびなど三重が誇る「美し国」の特産品を生かした寿司を提供し、「三重」と「寿司」の両方の魅力を伝えています。

うましくに伊勢シェフクラブ

豊かなる海からの恵みと、山の幸が集まる伊勢には、さまざまな料理店が立ち並んでいます。そんな「食」の街で、年齢も経験も異なる伊勢市内のレストランのシェフ、オーナーシェフが集まり2008(平成20)年に結成されたのが、「うましくに伊勢シェフクラブ」です。イタリアンとフレンチという分野の中で、地域の食材の魅力を探求し、お互いに高め合いながら切磋琢磨することにより、伊勢の食文化にさらなる進化が生まれています。